●リマの概況
リマ(Lima)はペルー共和国の首都並びに政治、文化、金融、商業、工業の中心地である。人口約800万人で同共和国最大。チャラと呼ばれる海岸砂漠地帯に位置する。リマは植民地時代に建てられた建物が多く残るセントロ地区(1988年12月9日 – 1991年12月13日世界文化遺産に登録)と海岸沿いの新市街に二分される。リマは1535年1月18日にインカ帝国を征服したスペイン人のコンキスタドール、フランシスコ・ピサロによって築かれた。リマの名前の由来は市内を流れるリマック川(rio Rimacが訛ったもの)に由来すると言われているが、当初の名前は”La Ciudad de los Reyes”(王(複数形)の街)であった。ペルーの国内総生産の55%、国内工業総生産の75%がリマで生産される。
ペルーの経済活動人口の約33%がリマに居住している。 リマ市民の7%が上流階級に属し、33%が中流階級、60%が貧困階級に属するとされている。
●リマのみどころ
アルマス広場(マヨール広場) (Plaza de Armas (Plaza Mayor)
大統領府、カテドラル、市庁舎及び市の主要公共施設が立ち並ぶ。 1535年、征服者・スペイン人・フランシスコ・ピサロはクスコからリマに都を移すことを決め、イベリア様式にのっとりアルマス広場を中心とした町造りを行った。アルマス広場はリマ旧市街の中心であり、その周囲にはスペイン植民地時代に財力を注ぎこんで作られたカテドラル、大統領府、市庁舎などコロニアル様式の建造物が多く立ち並ぶ官庁街。リマ観光の中心でもある。
アルマス広場とサン・マルティン広場を結ぶラ・ウニオン通りはカフェやデパートなど多くの商店が建ち並ぶセントロのメイン・ストリート。
サン・マルティン広場 (Plaza San Martin)
広場の中心にはペルーの独立運動に大きな業績を残した指導者サン・マルティン将軍の騎馬像が置かれている。
アルマス広場の南側のサンマルティン広場です。 アルマス広場に次ぐリマ旧市街の中心をなす広場。
大統領府 (Palacio de Gobierno)
大統領府はリマの旧市街の中心のアルマス広場の正面に位置している。堂々とした大統領官邸。普段は門が閉じられているので、鉄柵ごしにしか見えないが時間ごとに交代する衛兵の行進が見らる。衛兵は一見、微動だにしないかと思いきや手を振れば振りかえしてくれる所がお国柄。現政権になってから官邸上部にはペルーの国旗の他に、虹彩色のインカ帝国の旗も掲げられるようになったた。官邸は予約すれば内部も見学可能です。
カテドラル (Catedral)
フランシスコ・ピサロが自らの手で礎石を置いたとされペルーでもっとも古い大聖堂。フランシスコ・ピサロの遺体が安置されている。アルマス広場の正面にそびえるペルーで最も古いカテドラル。 フランシスコ・ピサロが1535年1月18日、自らの手で礎石を置いた。この日はリマ建都の日となっている。カテドラル内には金、銀箔、彫刻の祭壇が16あるほか、14世紀に伝わる宗教画や歴代インカ皇帝の肖像画などが飾られている。また、「ピサロの遺体」とされるミイラが安置されている。
サント・ドミンゴ教会 (Iglesia de Santo Domingo)
ペルーの二大聖者サンタ・ロサとフライ・マルティンが祀られている。かつてインカ時代にコリカンチャと呼ばれる太陽の神殿があった。 征服したスペイン人が神殿にあふれる黄金芸術を鋳潰して本国に持ち去ったあと、上部を取り壊し残った土台にカトリック教会を建てたのだ。しかし黄金がなくなった今でも、内部や外部でその名残である美しいインカの石組みを 見ることができ、インカ時代の建造技術のすばらしさを実感できる。
サン・フランシスコ教会・修道院 (Igresia de San Francisco)
メインの教会は、15のチャペル、カタコンベ(地下墓地)、修道院、宗教芸術博物館からなり、バロックとアンダルシア風の建築様式を取り入れ1546年から100年以上の歳月を費やし建てられた。過去3回の地震でダメージを受けているが、建立当時そのままのものを多く残っている。修道院の中庭を囲む回廊に残る17世紀前半のセビリアンスタイル、1625年に造られたムーア風の天井、聖職者たちが使用した図書館などが興味深い。図書館では16世 紀から18世紀にかけて著された本が約2500冊保存されている。
ラス・ナサレナス教会 (Las Nazarenas)
収容人数11万5000人を誇る大サッカースタジアムで1950年リオで開催された第4回ワールドカップのために造られた。かつては収容人数20万人を誇った世界第一のスタジアムだったが、現在は全席椅子席となり半分の10万人となってしまった。試合のない日にはスタジアム内の見学が出来る。席の料金はR$10.00とR$15.00がある。試合が行われるのは水曜日の21:50からと土・日曜日の16:00か17:00から始まる。ホテルから観戦バスツアーも出ているのでチェックが必要だ。
TEL 423-5718 開館:06:00~12:00 16:00~20:30  入場料:無料
ラ・メルセー教会 (Iglesia de La Merced)
1階(武器博物館)に武器、地下(黄金博物館)にプレインカ、インカ時代の金、銀、銅、宝石入りの装飾品、食器、議式用品等が陳列されています。2階は織物展示室になっており、ペルー各地のテキスタイルが展示されています。セントロから直線距離にして10kmのモンテリコ地区にあります。バスで約1時間、タクシーで約30分程度です。
黄金博物館 (Museo Miguel Mujica Gallo Oro del Peru)
海岸沿いのアトランチカ大通りに面してホテルや高層マンションが並んでおり、歩道はモザイク模様が美しい海岸だ。ビーチは日光浴や海水浴、フットサルやビーチバレーを楽しむ人たちで賑わっている。ビーチにはカラフルな水着や帽子、ブラジルの国旗などを売る売り子や良く冷えた生のココヤシの実を飲ませてくれる露天も出て活気がある。ビーチから離れたホテルや高層マンションの前にはバーやランショネッテが並び、良く冷えた生ビール(ショッピ)を飲むのもいい。
TEL 345-1292 開館:毎日09:00~17:00 入場料: $30.00
天野博物館 (Museo Amano)
リマで活躍した日本人実業家、 故天野芳太郎が収集したプレインカ、インカ時代の織物や土器などが展示されている。日本語による解説が受けられる。
天野氏が長年に渡り研究、収集した土器、織物などがプレ・インカ、インカの各文化に分けて展示されている。天野氏はチャンカイ文化の研究者として有名であり、チャンカイ文化の土器の収蔵点数は3万点以上。個人のコレクションとしてはペルー最大であり、そのうちの300点が展示されている。
TEL 441-2909 開館:毎日15:00~18:00 見学は完全予約制
ラファエル・ラルコ・エレラ博物館 (Museo Arqueologico Rafael Larco Herrera)
ミイラを一般に公開している。別館に展示されているインカ時代のエロティックな土器で有名。
プエブロ・リブレ区のボリーバル通り沿いにある。ラファエル・ラルコ氏の土器やミイラの個人コレクションを展示している博物館。ラルコ氏は特にモチェ文明の土器のコレクションを徹底的に収集。他の文明の物と併せると約4万5000点の土器があり、その全てがこの博物館に展示されている
国立博物館 (Museo de la Nacion)
ペルー文化庁管理の博物館。サン・ボルハ区、ハビエル・プラド通り沿いにある。ペルー文化庁が管理する、ペルーを代表する総合博物館。アンデスの幕開けから、チャビン、パラカス、ナスカ、モチェのプレ・インカ、インカ時代とパネルや遺跡の一部、模型などを使い、地域別、文化別に分かりやすく展示されている。ナスカの土器やパラカスの織物など興味深い展示物が多い。
国立人類学考古学歴史学博物館(Museo Nacional de Arqueologia, Antropologia e Historia del Peru)
規模、収集量が最大のペルーを代表する博物館。プレ・インカ時代の展示品が多く、特にナスカ、パチャカマ両文化の解説はとても詳しい。土器、織物などの他にナスカ文化時代のミイラなども展示されている。ペルーの文化を紀元前1000年以上までのコトシのマーノ・クルサードス(交差した手)からペルーのスペインからの独立まで紹介してる。特にワリ・パラカス文化に強い博物館。またプカラなどのペルーの南部の文化も紹介している。
パチャカマック遺跡 (Pachacamac)
リマから南へ30kmのところにある太陽の神殿、月の神殿、太陽の処女の館からなるパチャカマ文化の遺跡。パチャカマ文化は紀元600年頃にペルー中央海岸地帯に発生した文化でパチャカマは天地の創造者(パチャ=天地、カマ=創造者)の意味で海岸地帯の人々に広く信仰されていた。神体は海岸都市であるため、魚だったといわれている。15世紀、チムーを征服したインカがそのまま南下、パチャカマも占領された。しかし、インカは絶大な人気のあったパチャカマ信仰を禁止しなかった。但し、その威厳を示すため、インカの太陽の神殿、月の神殿を新たに建ててパチャカマと共に祭った。またプカラなどのペルーの南部の文化も紹介している。
バジェスタス島 (Islas Ballestas)
リトル・ガラバゴスの別名を持つ島です。アシカ、海鳥、ペンギン等が見られます。行き方:ピスコを海岸線に沿って15km南下した場所にあるパカラス半島のパカラス・ホテルのボートに乗船。ピコスからのツアーもあります。