ボリビア共和国 世界遺産
世界遺産登録名
登録区分
登録年
備考
1. ポトシ市街
文化遺産
1987
  
2. チキトスのイエズス会伝道施設群
文化遺産
1990
 
3. 古都スクレ
文化遺産
1991
  
4. サマイパタの砦
文化遺産
1998
  
5. ティワナク:ティワナク文化の宗教的・政治的中心地
文化遺産
2000
 
6. ノエル・ケンプ・メルカード国立公園
自然遺産
2000
  
1.ポトシ市街 (City of Potosi )
文化遺産
1987
ポトシのセロ・リコ銀山は、スペイン統治下でメキシコのサカテカス、グアナファトとともに中南米三大鉱山に数えられるほど活動していました。ポトシでは、今でも、手掘りで錫(すず)、鉛、銅、銀などの採掘を続けている坑夫がいます。ポトシ市街は、1545年にスペイン人の手により発見された『豊かな丘』という意味を持つセロ・リコ銀山の下に栄えた町ポトシ市一帯を指す文化遺産です。ポトシ市街は、ボリヴィア共和国の首都ラパスから南東約440kmに位置し、人が住む都市としては、世界最高地である標高4070mにあります。赤茶けたセロ・リコ銀山の裾野に広がるポトシ市街は、石畳の道や旧王立造幣局、多くの金銀箔が利用されたサン・マルティン教会、バロック様式のサンロレンソ教会など当時の繁栄を象徴する多くの建造物が現存しています。しかし、銀の採掘作業には、約800万人ものインディオの奴隷が強制的に集められ、犠牲になったと言われ、『人を食う山』としても恐れられていたため、奴隷制度の象徴として、負の世界遺産として数えられています。
2.チキトスのイエズス会伝道施設群 (Jesuit Missions of the Chiquitos )
文化遺産
1990
チキトスのイエズス会伝道施設群とは、ボリビアのサンタクルス県チキトス地方に残るイエズス会によって建造された伝道用の集落群(伝道所群)のことです。ボリビアのイエズス会伝道所群は、スペインによる植民地化の過程で、イエズス会によって建造されたもので、それらはボリビア国内でも、特にサンタクルス県北部やベニ県に見られます。そのうち、「チキトスのイエズス会伝道所群」は、ユネスコの世界遺産に登録されています。スペインがボリビアを入植したとき、伝道所の建設に熱心だったのは、イエズス会とフランシスコ会でした。イエズス会は、イグナチオ・デ・ロヨラによって創設され、ローマ教皇パウルス3世によって認められましたが、1540年以降は、その伝道施設を新大陸に築き、先住民への宣教を図りました。
3.古都スクレ (Historic City of Sucre)
文化遺産
1991
古都スクレはボリビア共和国の首都で、コロニアル様式の美しい街並みは豊富な銀による経済力によってチュキサカ県の中心都市として16世紀にスペイン人が建設した都市です。1991年にユネスコの世界遺産(文化遺産)として登録されました。 ※(憲法上の首都であり、国家機関などの殆どが集まっている事実上の首都はラパス)赤い屋根と白壁は海抜2790メートルにありながらも穏和な気候により落ち着いた雰囲気を持っていて、白く美しい建物が多いために(政令で建物の壁を白く塗らなくてはならない)、別名「白の街」とも呼ばれています。スペインからの独立宣言が1825年に行われた自由の家は特に有名でボリビア独立運動の中心地となった古都スクレは、サンフランシスコ教会、サントドミンゴ教会、ラ・レコレータ修道院前などヨーロッパとボリビアの建築様式の混合されたものとなっています。
4.サマイパタの砦 (Fuerte dc Sanaipata)
文化遺産
1998
サマイパタの砦は、ボリビア中央部のサンタクルスの南西約120㎞に位置しており、オリエンタル山脈の海抜2000メートルにある考古学的にもとても貴重な遺跡です。その広さは40haもあり、サマイパタの砦の遺跡は石英を含んだ赤い砂岩の岩塊で無数の人物、ピューマ、ヘビ、ジャガー、レアの動物、運河、階段、座席などが彫刻されているのが特徴です。砦と言うけれども、実際には軍事拠点ではなく、コロンブス到達以前の宗教的な遺跡でありインカの祭祀儀式の中心として繁栄していたことからも宗教や政治が高度に発達した文化がボリビア・アンデスにあったことの証明でもあり現在でも謎の部分が多い遺跡として貴重な存在となっています。またサマイパタの砦はエル・フエルテ遺跡とも呼ばれています。
5.ティワナク:ティワナク文化の宗教的・政治的中心地
(Tiwanaku : Spiritual and Political Centre of the Tiwanaku Culture)
文化遺産
1986
ティワナク遺跡は、現在のボリビア共和国、ラパス県、インガビ郡、ティワナク管区にあります。インカ帝国誕生の遙か昔、600年以上にわたりチチカカ湖周辺を中心に繁栄を続けたティワナク文化。その中心とされるのがティワナクです。ティワナクまたはティアワナコは、南米ボリビア共和国にあるプレ・インカ期の遺跡名、およびその管区と村の地名です。また、その時代の社会や文化をさす言葉としても用いられます。遺跡を構成する巨石は20kmも離れたチチカカ湖畔から運搬されたとされるが、その方法は未だもって謎とされています。ティワナクの特徴は巨石文化であるということです。ですが、遺跡に付設する博物館に出土遺物が展示されており、入場料に含まれています。
6.ノエル・ケンプ・メルカード国立公園 (Noel Kempff Mercado National Park)
自然遺産
2000
ノエル・ケンプ・メルカード国立公園は、ボリビア北東部にあり、アマゾン川流域では最大の広さを有する国立公園です。この公園の敷地面積は岩手県ほどの大きさで、10億年以上前の先カンブリア時代の地層も見ることができます。標高200mの平原から標高750mの山頂部までの間に、常緑樹林、セラード、草原、湿地など変化に富んだ景観は、すばらしいです。ワンチャカ高地は、何百年もの間、周囲と隔絶されていたために、その植生は独自の進化の過程をたどりました。また、絶滅危惧種のオオアルマジロ、危急種のオオカワウソやオオアリクイなども棲息しています。この国立公園は1979年6月28日に設定されました。