●エンカルナシオンの概況
エンカルナシオン(Encarnacion)は、パラグアイ南東部、イタプア県の県都。アルゼンチンとの国境をなすパラナ川沿いにある。人口9万8123人(2002年)。パラグアイの南東部には原住民のグアラニー族が住んでいた。
スペイン人はグアラニー族を政治的に支配するようになるが、グアラニー族の持つ言葉、食事、文化に適応しました。そのため、現在でもグアラニー族の文化が残っている。
17世紀になると、パラグアイの南東部にキリスト教の伝道施設が建てられた。 グアラニー族はそこでヨーロッパの文化を学んだが、サンパウロからやってきたポルトガル人のバンデーラスは彼らを奴隷にしようとしていたので彼らに対抗するため、1767年伝道施設を放棄した。ヘスス・デ・タバランゲは建設途中で放棄されてしまった遺跡である。
この遺跡は1993年に世界遺産に登録された。
●エンカルナシオンのみどころ
トリニダー遺跡 (Jesuit Missions of La Santisima trinidad de Parana)
トリニダー遺跡は赤いレンガで造られ、広場を囲んで中央に教会がある。周囲にグアラニー族の住居跡などが点在しており、1706年から1760年にかけて建てられたものである。最盛期には4,000人もの人々が暮らしていたという。この伝道所は自給自足の集落が企図され、中央広場、大教会、集会場、学校、作業場、博物館、先住民用の住居群などを備えていた。1767年のイエズス会退去令の後、地域でのイエズス会の影響が薄れ、トリニダーも廃れた。近年遺跡の修復作業を行い、今日では遺跡の保存状態は良好である。
ヘスス・デ・タバランゲ (Jesus de Tavarangue)
ヘスース・デ・タバランゲは1685年に築かれたイエズス会伝道所である。この伝道所は未完成のまま打ち棄てられたため、教会も土台部分しか残っていない。