●カラカスの概況
カラカス(Caracas)は、ベネズエラ・ボリバル共和国の首都である。ベネズエラの北部、カリブ海から山を1つ越えた盆地にある。2001年現在の人口は、276万2759人。通常は首都地区リベルタドル市と、ミランダ州のチャカオ市、スクレ市、バルタ市、エルアティジョ市をあわせて言うが、リベルタドル市のみを指してカラカス市と称する場合がある。カラカスの都市圏にあるリベルタドル市に、ベネズエラ中央大学のキャンパスを中心にした大学都市という地区がある。現代建築と彫刻が調和しているとされ、2000年に世界遺産に登録された。1567年に、スペイン人の征服者ディエゴ・デ・ロサダが、サンティアゴ・デ・レオン・デ・カラカス(Santiago de Leon de Caracas) という名で建設した。カラカスの名は、この地に住んでいたカリブ人の一部族、カラカス人からとられた。スペイン植民地時代にカラカスはベネズエラの中心になった。
●カラカスのみどころ
カラカス市街 (Caracas)
カラカスの中心は東西に長いカラカス盆地にある。盆地の標高は850メートルから1000メートルほど。市街は盆地に沿って東西に伸び、ついでいくつもの谷に沿って南の内陸へと伸びる。しかしカラカス盆地と付近の谷は、膨張する都市人口を容れるに十分ではなく、周辺の山の斜面から山頂までくまなく住宅地が形成された。ただし、バルガス州に接する北の境には、一般にアビラ山と呼ばれるコスタ山脈の二千メートル超の山脈が連なり、国立公園に指定されて開発が制限されている。アビラ山は盆地の全域で大きな姿を現す。
サルト・アンヘル(SaltoAngel)エンジェルフォール
エンジェルフォールは、落差978メートル(岩にぶつかることなく直下する距離は807メートル)を誇る世界最大の滝である。南アメリカ、ベネズエラのギアナ高地にある最大のテーブルマウンテン、アウヤンテプイから流れ落ちる。落差がありすぎる為、滝下部では水が拡散してしまい、滝壺が無い。カナイマからボートツアーが出ている。遊覧飛行のついた2泊3日のツアーが一般的。またカナイマは陸の孤島であるため航空機でしか行くことができない。エンジェルフォールへ向かうには、シウダ・ボリバルが起点。また、ロライマ山、ラ・グラン・サバナのツアーは、サンタ・エレナ・デウラリが起点となっている。
ボリーバル広場
1811年に独立宣言を発し、南米独立運動の先頭に立った。南米独立の英雄、シモン・ボリバルは、カラカスで生まれ独立運動に参加した。だが独立後のコロンビア共和国(大コロンビア)の首都はボゴタに置かれたことにカラカス市民は不満で、このことがコロンビアからベネズエラ分離の一因となった。旧市街には南米独立の英雄、シモン・ボリバルの生家など歴史的な遺産が残っている。
ベネズエラ中央大学内競技場(Caracas Baseball and Football Stadium)
2000年に世界遺産に登録されたカラカスのベネズエラ中央大学を中心とした学園都市の一部に収容人数30.000人のオリンピックスタジアム(サッカー競技場)と隣接する25,000人収容のUCV野球場がある。4年に一度開催されるパンアメリカン競技大会(Pan American Games)が1983年にこのオリンピックスタジアムで開催されている。
アビラ山(Parque Nacional El Avila)
ベネズエラの北部分中心地、カリブ海とカラカスを隔てる標高2765mの山岳国立公園で広さは85万平方メートルある。大都市近郊にもかかわらず、自然がたくさん残っている。週末には、多くの人が手ぶらでサバス・ニエべスまで登る。ロープウェーが整備されており、頂上付近はかなり寒い。