●キトの概況
キト(Quito) はエクアドル共和国の首都。グアヤキルに次いで人口が多い。赤道直下に位置しているが、アンデス山脈の中腹(標高2850メートル)にあるため比較的涼しい。人口1,399,378人(2001年)。キトの北23kmに赤道記念碑があり、線で赤道の位置が示されているが、実際の赤道との誤差がある。キトの発祥は紀元1000年以前までさかのぼることができる。当時、その一帯は遊牧民たちの遊牧する土地であったが、その後今のキトの位置に市が開かれた。15世紀末にはインカ帝国の支配下に置かれ、11代インカ皇帝ワイナ・カパックの母親が当地の出身だったため、帝国の第二の首都として整備されることとなる。第一の首都であるクスコからキトまでは、インカ道が通された。
しかしその後、帝国ではクスコ派とキト派との対立が深まり、ワイナ・カパックの死後、帝国は2人の息子により分けられ、ワスカルがクスコを中心に帝国の大部分を、そして、アタワルパがキトを中心に北部を収めることとなる。
●キトのみどころ
キト市街 (City of Quito)
近くにはピチンチャ山がそびえ、標高2850mの高地に細長く伸びる都市である。 この町は赤道(スペイン語では「エクアドル」)直下にありながら高地のため過ごしやすい気候である。中央にある旧市街地には、聖堂や修道院が30あまりもあります。この町はもともとインカの町でしたが、スペイン人が侵略する前に、自らの手で町を破壊したと言われている。現在の町は16世紀半ばにスペイン人が造った計画都市で格子状の町並みとなっている。1917年に町は大地震に襲われ、その後復興し、ラテンアメリカの中でも最も保存状態の良い町並みで1978年世界文化遺産に登録された。
赤道記念館 (La Mitad del Mundo)
スペイン語でエクアドル赤道を意味するが、キトから北へ23km行ったサン・アントニオに赤道記念館がある。日本語だと赤道記念碑だが、スペイン語直訳だと”世界の半分”。日本語だと赤道だが、スペイン語直訳だと”等分するもの”である。赤道記念碑の下には、赤道を示す黄色い線が走っている。しかし、その赤道は実際と250メートルもずれており、本当の赤道は私設の赤道博物館にある。