●グアテマラシティの概況
シウダー・デ・グアテマラ、グアテマラシティ(Ciudad de Guatemara) は、グアテマラの首都であり最大の都市である。グアテマラシティの人口は、100万人から250万人を上回るほどと推定される。グアテマラシティはグアテマラの中央部の南部にある谷に位置しているため大気汚染に悩まされている。グアテマラシティは、グアテマラの経済・政治・文化の中心である。また中央アメリカにおける最大の都市でもある。標高約1500mの高原地帯に位置しており、緯度的に熱帯気候に区分されるグアテマラの中では1年を通じて比較的過ごしやすい気候である。現在のグアテマラシティは古代マヤ文明の大都市カミナルフュー(Kaminaljuyu) のあった場所の近郊に建設された。カミナルフュの歴史は先古典期中期の2000年前までさかのぼり、メキシコ中央高原のテオティワカンと交易をもっていたことが知られる。
●グアテマラシティのみどころ
国立考古学民族博物館 (Museo Nacional de Arqueologia y Etnologia)
グァテマラを代表する考古学博物館で石碑や土器など展示品の量が多い。館内は6つの常設展示コーナーに分かれており、グァテマラにあるマヤ文明の代表的な遺跡であるカミナルフユ、ティカルなどの部屋があり、石碑や石の彫刻などが多く展示されている。遺跡の埋葬者の墓から出土したヒスイを使った工芸品がほぼ完全な形で原型を留めており、多数陳列されているのがみどころの一つでもある。
ポポル・ブフー博物館 (Museo Popol Vuh)
1996年フランシスコ・マロキン大学に移転し、規模・展示品ともに充実したマヤ文化の博物館である。マヤの遺跡から発掘された出土品を中心に、スペイン人入植後の美術工芸品なども多く展示されている。マヤの民芸品の厳選された良いものが展示されているのが特徴だ。イスチェル民族衣装博物館も隣接している。
イスチェル民族衣装博物館(Museo Ixchel del traje Indigena)
フランシスコ・マロキン大学の敷地内にあるグラテマラ先住民族の伝統衣装を集めた博物館である。スペイン人入植前以前のマヤの織物、入植後の織物約120種類が系統立てて展示されている。草花による染め物や儀式用の衣装など珍しいものも展示されている。館内には民芸品の店やカフェテリアなどの施設もあり、ゆっくりと見学が出来る。ポポル・ブフー博物館は隣接している。
国家宮殿 (Palacio Nacional )
当国最高の芸術家であるアルフレード・ガルベス・スアレス、フリオ・ウルエラ、ロドルフォ・ガリオッチ・オレス、およびカルロス・リガルトはこの国立近代美術館の建設に参加した。建設は1936年から1943年にかけてホルヘ・ウビコ将軍の元で行われた。宮殿はルネッサンス、ネオクラシック、そしてバロック様式の折衷主義様式で建設され、大統領官邸として使われたが現在ではグアテマラ絵画を見せる画廊や歴史を物語る国家宮殿として機能している。