●ポトシの概況
ポトシ市は、ボリビアの首都ラパスから南東に約440 km に位置する。標高 4,000 m にある。人が住む都市としては、世界最高地点である。スペイン統治時代に金・銀を多く産出する鉱山が開発され、莫大な量の金銀を輸出したが、19世紀にはすっかり枯渇してしまった。その後、19世紀末からは錫(すず)が大量に採掘されるようになり鉱山の活気も復活したが、現在では錫もほぼ枯渇している。しかし、現在も主に手掘りで作業を続けている坑夫がいる。市内観光の目玉は、この鉱山の中に入るツアー。市内のホテルなどでツアーを申し込むと、スペイン語または英語のガイドが実際の坑道内を案内してくれる。
鉱山に行く途中の雑貨屋で売っているダイナマイトを買って、発破の様子を見せてくれることもある。
●ポトシのみどころ
ポトシ市街 (Cidade del Potosi)
ポトシ市街は、1545年にスペイン人の手により発見された『豊かな丘』という意味を持つセロ・リコ銀山の下に栄えた町ポトシ市一帯を指す文化遺産です。ポトシ市街は、ボリヴィア共和国の首都ラパスから南東約440kmに位置し、人が住む都市としては、世界最高地である標高4070mにあります。赤茶けたセロ・リコ銀山の裾野に広がるポトシ市街は、石畳の道や旧王立造幣局、多くの金銀箔が利用されたサン・マルティン教会、バロック様式のサンロレンソ教会など当時の繁栄を象徴する多くの建造物が現存しています。
セロ・リコ銀山 (Cerro Rico)
ポトシのセロ・リコ銀山は、スペイン統治下でメキシコのサカテカス、グアナファトとともに中南米三大鉱山に数えられるほど活動していました。
ポトシでは、今でも、手掘りで錫(すず)、鉛、銅、銀などの採掘を続けている坑夫がいます。しかし銀の掘削は、強制的に集められたインディオの奴隷により行われた。一説には、800万人が犠牲になったといわれ、人を食う山として恐れられた。1987年、セロ・リコ銀山を含め、他の構造物とともに世界遺産に登録される。奴隷制度の象徴として、負の世界遺産にも数えられている。