●スクレの概況
スクレ(Sucre)はボリビア共和国の憲法上の首都(事実上の首都はラパス)である。独立以前からこの町には最高裁判所があるだけで、その他の国家機関はほぼラパスに集まっている。また、スクレはチュキサカ県の中心都市でもある。ボリビア独立時の調印が行なわれた場所で、今も16世紀に建造されて以来蓄積されてきたコロニアル様式の古い町並みが残っている。白く美しい建物が多いため、「白の街」と呼ばれることもある。伝統的な民族衣装と祭りで有名なタラブコの町へは、スクレからバスなどで行ける。1991年、その町並みの美しさからユネスコによって世界遺産(文化遺産)に登録された。1538年に建設された当初はラプラタという名であったが、その後チャルカス、チュキサカと変更され、1839年にボリビア初代大統領アントニオ・ホセ・デ・スクレにちなんで命名された。
●スクレのみどころ
古都スクレ (Historic City of Sucre)
1545年、スクレから南西に約130km離れたポトシで、世界最大の銀鉱脈が発見された。植民地の支配者スペイン人は、ポトシの銀を管理するために、海抜4180mのポトシより1300m以上低く、暮らしやすい現在のスクレに町を築いた。スクレの建物は、条例により白く塗ることが義務付けられ、この美しい町は「白い町」と呼ばれている。
恐竜の足跡 (Huellas de Dinosaurios)
1996年、フランスのセメント会社が工場を造ろうとしたところ、恐竜の足跡の化石が発見された。1996年6月からスイス人考古学者が2ヵ月間に渡り調査した結果、ティラノサウルスと飛竜の足跡の混在だと確認された。後の調査で、獣脚類や竜脚類のものとわかった。
1mもある足跡も多数発見され、足跡の化石群としては世界最大といわれている。スクレの新しい観光名所として注目されているが、保存のための資金が無く、またセメント会社が開発を続行しようとしているため、近年中に消失してしまうのではないかと懸念されている。