●マナウスの概況
大西洋のアマゾン川の河口より約1700キロ上ったブラジル北部にあり、19世紀に天然ゴムの集積地として開かれて以来、アマゾン内部の経済、交通および流通の要衝都市として繁栄して来た。現在の人口は約150万人で、ブラジルのアマゾン地域最大の都市である。
市内には開拓時代に建設されたヨーロッパ風の建築が多く残っており、また、アマゾン地域の多くの国立公園、環境保護区に隣接しているため、アマゾン観光の中心地としても有名である。また、1967年に経済フリーゾーン(免税都市)に指定されたため、近年は日本のヤマハ発動機などのほかヨーロッパ、アメリカ企業の工場の進出が目立っている
●マナウスのみどころ
アマゾナス劇場(Teatro Amazonas‐Praca Sao Sebastiao, s/n, Centro)
1896年建てられたルネッサンス様式のオペラハウス。建造物は絢爛華美。屋内の壁画はフランス、イタリアの画家によるもので、建築資材の木材はマナウスから欧州に送り、加工したものを返送したもの、大理石はイタリア、ポルトガル、鋳鉄製の階段や手摺はイギリスから当時輸入したものである。劇場内には700席が設けられており、そのうち450席は2階から5階のバルコニーも並ぶボックス席となている。
TEL 3234-0508 開館 月~土曜 0900-1600 ストロボ撮影禁止
中央市場 (Mercado Munincipal Adolpho Lisboa)
1882年にパリの中央市場レザル(Les Halles)を模して造られた市場で、ネグロ川に面して建つアール・ヌーヴォー式の建物には、フランスから輸入したステンドグラスや鋳造鉄の資材が用いられている。正面玄関は北側で、ここから入ると穀物やアマゾンの薬草などの土産物を売る店が並ぶ。木彫りの飾り物やピラニアの置物、独特の形をした魔よけのお面、強壮剤のガラナなどが所狭しと並ぶ。隣の建物には魚市場があり、アマゾン河で取れた巨大なナマズやピラルクー、熱帯魚のアロワナやピラニアなどが並べられている。
国立アマゾン研究所 (Instituto Nacional de Pesquisas da Amazonia)
アマゾン地域の自然保護活動と天然資源の研究と管理のために1954年に造られた国立研究所。一般見学者向けに、樹木には名前が付けられ、また、世界一大きな葉などの植物標本や昆虫の展示がされている。INPAの名で世界中に知られ、別名「科学の森」と呼ばれる。研究所内には昆虫のコレクションやワニ、マナティの飼育も行われている。敷地内はジャングルのようで散歩道やカヌーによる散策路も設けている。
TEL 3643-3377 開館:0900-1700 休館:月曜 入場料:R$2.00
インディオ博物館 (Museu do Indio)
インディオのキリスト教化事業を進めているサンタ・テレジーニャ教会内にあり、同教会の活動範囲であるネグロ河上流流域のインディオの生活様式や生産活動が紹介されている。アマゾン流域に暮らすヤマノミ族やリオ・ネグロ族といった先住民に関しての博物館で彼らの生活用具や宗教儀式で使用する道具類、楽器などが展示されている。動物の剥製やアマゾンの自然に関する展示物もある。入口の売店では博物館運営の為に民芸品などを販売している。
TEL3234-1422 開館:月~金曜0830-1130/1400-1630 土曜:0830-1130 休館:日曜
アマゾン河合流点 (Encontro das Aguas)
マナウスから下流に約10km.行った地点で、ネグロ川とソリモンエス川が合流しているところがある。この合流点からアマゾン河が始まる。ふたつの河川は比重と流速の違いから混じりあうことなく、乾期で17㎞、雨期には70kmもはっきりとした境界線を見ることができる。ネグロ川はコロンビアの高原に水源をもち、浸水林の中を流れてくる為、黒い色をしている。ソリモンエス川の水源はペルーにあり、アンデスの雪解け水を集めて流れてくる為に泥を含んだ黄土色をしている。ネグロ川は水温28度、流速毎時3-4km、ソリモンエス川は水温22度、流速毎時7-8kmという。
ピラニアフィッシング (Pirania Fishing)
アマゾンツアーの楽しみの一つにピラニア釣りがある。現地ガイドが用意する竹竿に糸と針がついた単純な釣竿で、ポイントに到着したら釣竿でバチャバチャと音をたてて竹竿で水面を叩く。動物か何か獲物が川に入ってきたとピラニア軍団が集まってくるのだ。釣り糸の先は10cmほどの針金が通してあり、その先に頑丈そうな釣り針がついている。この釣り針に牛肉の細切れを刺して川に投げ込むのだ。釣り天狗と豪語する人ほどピラニア釣りは難しい。当たりが来たら、勢い良く竿を引っ張りあげる。何度か繰り返すうちにコツを掴みピラニアが釣れるようになる。
ラーゴ・ド・レイ “王様の湖”(Lago do Rei)
ネグロ川とソリモエス川の合流点から更に下流に下るとラーゴ・ド・レイ(王様の湖)と呼ばれる動物や鳥類の楽園がある。沢山の野鳥が飛び交うのを観察することが出来る。この湖では水の流れが少ないため、ピラニアフィッシングには最適の場所である。この湖ではピラニア釣りのコツを掴むと面白いほど釣れるが、釣りをしたことがない小さな子供やご婦人の方が大の大人より沢山釣り上げるから面白い。釣ったピラニアはから揚げにして食べると美味しい。自分が釣ったピラニアを食べつくし、歯の部分を綺麗に洗って持ち帰るのも良い思いでとなる。