●オリンダの概況

オリンダは、ブラジル・ペルナンブーコ州にある都市で、大西洋に面している。州都レシフェの北に位置している。砂糖貿易で栄えた歴史を持ち、1537年にポルトガル人入植者によって建てられるが、1630年から24年間、オランダ人によって占領されていたため、ポルトガル、オランダ両方のコロニアル様式建築が残されている。塔が2本あるのがオランダ方式、ポルトガル方式では1本の塔となっているので見分けが簡単である。人口は、2005年現在で、約37.7万人。オリンダは、ブラジル国内の中で、最も保存状態のよいコロニアル風の建築物が残されている。町の名前の由来は、ポルトガル語で”O,linda!”(日本語では、”なんと、美しい!”を意味する)である。1982年にUNESCOの世界遺産に「オリンダ歴史地区」として登録された。

●オリンダのみどころ
セー教会 (Igreja da Sé)
オリンダ旧市街の丘の中心部に建つ。1537年に北東部で初めて建てられた教区教会のひとつ。塔から見渡すレシーフェとオリンダの景色がすばらしい。3回の修復が行われ、最後の修復で教会正面がもとどおり修復された。金箔の祭壇の美しさと、壁に使用されているポルトガル製の彩色タイルは有名。 教会周囲には、お土産屋などもたくさんあり、にぎやかなところである。
TEL 3429-0627  開館 0900-1200 1400-1700 年中無休 入場料 無料
ミゼリコルジア教会 (Igreja da Misericórdia)
もともとは1540年に病院として建てられたものだったが、オランダによって焼き払われ、1654年に現在の建物に建て直された。教会の聖具室には、ポルトガルの石工によって作られた大理石の荘厳な洗面台が保管されている。
サン・フランシスコ修道院 (Convento São Francisco)
1585年にブラジルで初めて建てられた修道院のひとつで、セー教会の東側の坂を下ったところにある。内部は手の込んだ装飾が施されており、タイルを張り合わせた内壁やバロック様式の礼拝堂の祭壇がある。修道院の前には岩礁から採掘した石でつくられた大きな十字架がある。 1631年オランダ人の侵入により焼かれてしまったが、17世紀に建てなおされた。
リベイラ市場 (Mercado da Ribeira)
18世紀まで奴隷市場として使われていた広場、現在ではきれいにディスプレイされオリンダ土産を売る店やアーティストの作品が並ぶ広場になっている。奴隷制度は、1500年代にブラジルで紹介され,1888年に廃止された。白い家は”senzala”、奴隷が閉じ込められた場所と呼ばれ、奴隷は、中庭に連れて来られてセリにかけられた。 RibeiraとはCreekすなわち、小さい川を意味する。当時はここに小川があったのであるが、その内干上がってしまい、名前だけが残ったと言われている。