■ ペルー共和国
南半球にあるため、季節は日本と反対で、10~4月が夏になる。南回帰線の内側にあり地図上では熱帯圏に含まれるが、地域によって全く異なる気候をもつ。国土は、コスタ(海岸砂漠地域)、シエラ(山岳地域)、セルバ(熱帯雨林地域)と大きく3つの地域に分けることができる。ペルーの太平洋側に面した幅30~50km、長さ約3000kmの海岸砂漠地域。首都リマはこの海岸に開けている。チャラと呼ばれる気候区分に入り、年間の平均気温は20℃前後。年間を通じてほとんど雨が降らないが、東のアンデス山脈から流れ出る川が大都市を潤す。10~4月の夏は毎日晴天が続くが、逆に冬はガルーアという霧が立ち込め曇天となる日が多い。標高2500m~3500mのケチュアという気候区分に入るのが、ワラス、クスコ、プーノだ。ケチュアを越えると標高3500m~4500mのスニと呼ばれる不毛の地域になる。標高が高くなるにつれ平地が少なくなり、急な山の斜面に広がる段々畑では、ジャガイモやキヌアなどが栽培されている。標高が高いため、気温は平均して低い。日中は日差しが強いため気温も上がるが、朝晩はとても冷え込むのが特徴である。クスコは12~2月頃が雨期にあたる。