■ エクアドル
南北に走るアンデス山脈を境に太平洋に面したコスタ、山岳地帯のシエラ、アマゾン地域のオリエンテの3つの気候区に分けられる。太平洋に面した海岸は赤道直下の熱帯の低地。しかし、冷たいフンボルト海流とパナマ海流の影響で、比較的穏やかな気候と降雨に恵まれている。バナナ、コーヒー、サトウキビなどエクアドルの輸出品のほとんどは、このコスタから産出される。平均気温は25~28℃で、雨期と乾期がある。5~11月の乾期の日中平均気温は25℃前後、12~4月の雨期はムシ暑く平均気温は31℃にもなる。代表的な都市はグアヤキル。南北に走る3つのアンデス山系が重なるあたりは中央山岳地帯とよばれ、4000~6000m級の山々22座が連なっている。ほとんどが活火山のため“火山通り”とも呼ばれ、コトパクシ(5897m)は世界一高い活火山である。キトはこれらの山々に囲まれた町で、赤道直下にありながら標高が高いため年間の平均気温は14~19℃。「永遠の春」ともいわれる快適な気候だ。4~9月が乾期、10~3月が雨期にあたる。アンデス山脈の東側は、高温多湿の熱帯ジャングルだ。年間を通して雨が降り、降水量は多い。手つかずの自然が多く残されており、めずらしい動植物や昆虫などの宝庫。また、外界と接触を持たない原住民も生活している。