●リオデジャネイロの概況
リオ・デ・ジャネイロという地名は1月の川という意味である。1502年1月にグァナバラ湾を発見したポルトガルの探検隊がこの湾を川と勘違いしてリオ・デ・ジャネイロと命名されたという。農産物やミナス・ジェライス州などから産出される金やダイヤモンドの輸出港として17世紀末から栄え、1763年サルバドールから総督府が遷都された。1822年ポルトガルから独立し、ブラジルは独立国となったが、1960年にブラジリア遷都までの138年間リオ・デ・ジャネイロは首都として栄えた。現在は人口700万人を超えるブラジル第二の都市となり、世界3大美港のひとつと讃えられるグァナバラ湾の景観やリオのカーニバルとして世界的に有名になった国際観光都市としての条件を備えている。リオ・デ・ジャネイロの中心部は、経済と文化の中心地でもあり銀行、企業、商店などの高層ビルが立ち並ぶ。
●リオ・デ・ジャネイロのみどころ
コルコバードの丘 (Morro do Corcovado)
海抜709m.の絶壁に立つキリスト像はリオのシンボルでもある。1931年に建造されたこの像の高さは30m.、横に広げた両手の幅は28メートル、重さ1145トンという巨体である。丘の上に登る登山電車はコズメ・ベーリョ地区にある駅から出発する。所要時間は約20分だが、電車で登ると山の中腹に大きなジャックフルーツの実が木の幹に直接なっているのを見かけることが出来る。更に上に登るとグァナバラ湾の景観が目の前に飛び込んでくる。
営業:08:00-22:00 30分間隔 乗車券往復:R$46.00
ポン・デ・アスカル (Pão de Açucar)
ポン・デ・アスカルとは砂糖パンという意味である。ウルカ海岸とベルメーリャ海岸の間にある小さな半島に突き出した奇岩である。半島の付け根から頂上までは二つのロープウエイで結ばれており、第一ロープウエイ乗り場から海抜220mのウルカの丘へ、更に第二ロープウェイに乗ってコパカバーナ海岸を見ながら海抜396m.のボン・デ・アスカルの頂上に向かう。コルコバードの丘を始め、ボタフォゴ海岸、フラメンゴ海岸、対岸のニテロイの町を見ることも出来る。
営業:08:00-22:00 30分間隔 乗車券往復:R$53.00
カテドラル・メトロポリターナ (Catedral do Rio deJaneiro)
1976年建造のこの教会はピラミッドを思わせるモダンな設計で、高さは80m、床の直径は106m.で2万人を収容できる。中に入るとステンドグラスの輝きがすばらしく、地下には宗教美術館も備えている。
TEL 2240-2669/2240-2869 開館:07:00-19:00 休館:無休 
国立博物館 (Museu Nacional)
キンタ・ダ・ボアビスタ公園内にあるブラジル最大の博物館。コロニア様式の建物で19世紀にはロイヤルファミリーの邸宅として使われていた。ブラジルおよび南米に関する動物学、民俗学、考古学、植物学の貴重な資料が集められている。中でも「生きている化石」といわれる古代魚シーラカンスの完全標本や重さ5360kg.という世界最大級の隕石「ペンテゴ」は必見である。ペンデゴは1888年バイーア州のペンデゴ川で発見された。
TEL 2568-8262 開館: 10:00-16:00 休館:月 入場料: R$3.00 
チラデンテス宮殿 (Palácio Tiradentes)
1926年に完成した現在の建物には議会場を取り巻く回廊では、国民議会の歴史を写真やパネルで紹介している。火水金曜には立法議会も開かれている。宮殿の名前になっているチラデンテスとはブラジルの独立運動のきっかけをつくり、ブラジルの自由の為に殉死した英雄・チラデンテス氏の名前をとったものである。この場所にあった牢獄につながれていた彼が処刑された4月21日はブラジルの休日になっている。
TEL 2588-1251 開館:月~土:10:00-17:00 日:12:00-17:00 休館:なし
マラカナン・サッカー場 (Estádio do Maracanã)
収容人数11万5000人を誇る大サッカースタジアムで1950年リオで開催された第4回ワールドカップのために造られた。かつては収容人数20万人を誇った世界第一のスタジアムだったが、現在は全席椅子席となり半分の78,838人となってしまった。試合のない日にはスタジアム内の見学が出来る。席の料金はR$20.00とR$25.00がある。試合が行われるのは水曜日の21:50からと土・日曜日の16:00か17:00から始まる。ホテルから観戦バスツアーも出ているのでチェックが必要だ。
TEL 2568-9962 開館:09:00-19:00 土日祝日やサッカー開催日は見学不可 入場料:R$20.00
植物園 (Jardim Botànico)
ポルトガル人のジョン6世が1808年から21年にかけてブラジル各地を歩いて収集した植物を植えたのが始まりで1.4平方kmの敷地内に、蘭、サボテン、アマゾンの植物など約8000種の植物が生い茂っている。園内の池にはアマゾンの巨大淡水魚ピラルクも飼われている。ブラジルの国名の由来となったパウ・ブラジルという赤い染料が取れる木やブラジルの国花イッペーの木などもあるので見てみたい。
TEL 2294-9349 開園:08:00-17:00 休館:無休 入場料:R$4.00
コパカバーナ海岸 (Praia de Copacabana)
海岸沿いのアトランチカ大通りに面してホテルや高層マンションが並んでおり、歩道はモザイク模様が美しい海岸だ。ビーチは日光浴や海水浴、フットサルやビーチバレーを楽しむ人たちで賑わっている。ビーチにはカラフルな水着や帽子、ブラジルの国旗などを売る売り子や良く冷えた生のココヤシの実を飲ませてくれる露天も出て活気がある。ビーチから離れたホテルや高層マンションの前にはバーやランショネッテが並び、良く冷えた生ビール(ショッピ)を飲むのもいい。
イパネマ海岸 (Praia de Ipanema)
コパカバーナ海岸に続く海岸でアルボアドール海岸の先がイパネマ海岸となる。ボサノバのヒット曲「イパネマの娘」の舞台にもなった場所で高級住宅街が並んでおり、歩道に並んだテープルについて生ビールを飲みながらどこからともなく流れてくる「イマネマの娘」のメロディーに耳を傾けるとそれなりの雰囲気が出てくるから不思議だ。週末になるとビーチは賑わい、歩行者天国となる海岸通も自転車やローラースケート、ジョギングや犬の散歩を楽しむ人で一杯になる。

パケタ島 (Ilha de Paquetá)
グァナバラ湾の奥深くにあるパケタ島は、全長2.5km、面積100万m2の小さな細長い島。リオ市建設以来、別荘地、保養地としてしられ、特にポルトガル国王ドン・ジョアン6世はこの島を”愛の島”と呼んで好んだ。現在この島の人口は約3,000人で、この殆どが別荘の住人だ。島内では自動車の使用は禁止されており、交通期間は自転車とシャレッテ(Charrete)と呼ばれる乗合馬車だけである。静かなこの島を訪ねる観光客は、それを借りて島を巡ることが出来る。
ペトロポリス(Petropólis)
リオの北、オレゴン山脈(Serra dos Orgaos)中に位置する、標高840mの高山都市。年間を通じて快適な紀行で、19世紀中頃ドン・ペドロ2世の夏の宮殿が建設されると、上流階級の避暑地として急速に発展した。市内には伝統あるもの多く、その落ち着いた町並み、美しい風光は多くの観光客を引きつけている。

オ・ニテロイ大橋(Ponte Rio-Niteroi)
大西洋沿岸のブラジル第2の大都市であるリオ・デ・ジャネイロ市の対岸にあり、2004年現在の人口は約470,000人。リオデジャネイロ市からは、連絡船で20分、高速艇で12分、リオ・ニテロイ橋を車で渡れば10分である。熱帯海洋性気候で高温多湿であり、夏の最高気温は40度を超える。1835年に市制がひかれ、現在の名前ニテロイ市となる。リオデジャネイロがブラジルの首都であったころは、ニテロイはリオデジャネイロ州の州都であった。20世紀後半には企業駐在員を中心とした日本人が100所帯ほど住んでいたが、現在はそのほとんどが帰国してしまった。