●ラパスの概況 
ラパス市(La Paz)は、ボリビアの首都。憲法上の首都はスクレであるが、ラパスは行政・立法府のある事実上の首都である。1548年10月20日にスペイン人アロンソ・メンドーサ(Alonso Mendoza)により設立された。設立当時の名称はLa Ciudad de Nuestra Senora de La Paz(「我らが平和の母の街」の意)と呼ばれ、現在のラパス市の西隣にあるラハ(Laja)という場所が中心であった。その後、現在の谷底に中心が移された。中心街の標高3600m強で、すり鉢状の地形を持つ。その高さから雲の上の町と呼ばれる。

おおざっぱに言うと、すり鉢の底の部分に高所得者が、縁の部分に低所得者が住んでいる。現在に至るまで人口は増え続けており、すり鉢の内側はほぼ飽和したために隣のエルアルト(El Alto)に市街地が拡大している。そのため、市街地の上と下で、700mほどの標高差があると言われる。
●ラパスのみどころ
ムリリョ広場 (Plaza Murillo)
他の街のアルマス広場のように、街の中心となる広場。広場を取り囲むようにして、カテドラルや国会議事堂、大統領官邸があり、付近はコロニアル様式の、落ち着いた雰囲気の街並みが続く。市民の憩いの場で、いつも多くの人で賑わっている。

所在 サンフランシスコ寺院からマリスカル・サンタクルス通りを挟んでサン・ヒネス通り2ブロックほど登り、そこから右に折れて国立民族博物館脇の道をさらに2ブロックほど歩いたところにある。
ティワナク博物館(国立考古学博物館)(Museo Regional Arqueologia de Tiwanaku) 
独特な建物はペルー国境に近いティワナク遺跡を模して造られたもの。ラパスから約70キロ離れた、チチカカ湖近くのティワナク遺跡から発掘されたものを中心に、インカ、プレ・インカを通じての土器が集められている。近年行われた、ティティカカ湖発掘調査で見つかったものもいくつか展示されている。ティワナクに関するビデオ(スペイン語、または英語)が随時上映されている。
国立民俗博物館 (Museo Nacional Entrografia y Folclore)
他の街のアルマス広場のように、街の中心となる広場。広場を取り囲むようにして、カテドラルや国会議事堂、大統領官邸があり、付近はコロニアル様式の、落ち着いた雰囲気の街並みが続く。市民の憩いの場で、いつも多くの人で賑わっている。

所在 サンフランシスコ寺院からマリスカル・サンタクルス通りを挟んでサン・ヒネス通り2ブロックほど登り、そこから右に折れて国立民族博物館脇の道をさらに2ブロックほど歩いたところにある。
国立芸術博物館 (Museo Nacional de Arte)
建物自体が芸術品のようで、中庭がとてもきれい。18世紀頃の宗教画やモダンアートなどを中心に展示している。1階、2階、3階ごとにチケットが分かれており、それぞれの階に入場するたびに回収されるので、入り口で購入したチケットはなくさないように。
サンフランシスコ寺院 (Basilica de San Francisco)
ラパスのへそのようなところに建つ教会で、付近にはサガルナガ通りや市場など賑やかなエリアが続いている。教会の内部は薄暗いが荘厳な造りで、敬虔に祈りを捧げる人々と、我々のような物見遊山の観光客でごった返している。誰でも無料で入場できる。

所在 ロス・エロエス広場脇、マリスカル・サンタクルス通りとサガルナガ通りが交差するあたり
魔女の市場 (Mercado de Hechiceria) (Mercado de las Brujas)
サガルナガ通りの中ほどから横に伸びた通り (道路標識が出ているのですぐわかる) 。一見なんの変哲もないショッピング街だが、どこかろともなく香の匂いが漂ってくるし、よく見るとアイマラの儀式に使われるリャマの胎児のミイラや乾燥させた蛙などの怪しげなものが売られていたりする。また、フォルクローレのCDや楽器を取り扱う店もたくさんある
闇市場 (Mercado Negro)
特に怪しい訳でもなく、一般の買い物にはなんでも揃う (中でも特に目立つのが衣料品店) 。カラフルな風呂敷包みを背負い、山高帽をかぶった先住民(インディヘナ) の独特なファッションを歩きながら楽しめる。なお、道が細く人が滞留するようなところではスリに注意。

所在 サガルナガ通りからリナレス通り (魔女の市場) を抜け、サンタクルス通りの坂を100mほど登っていった右手にある。
ボリビア楽器博物館 (Museo Instrumentos Musicales de Bolivia)
ハエン通りにあるミニ博物館の一つで、ボリビアの民族楽器と世界各地から集められた楽器が展示されている。楽器のうちのいくつかは実際に手にとって弾いてみることができる。小さな割には展示内容が充実しており、面白い博物館。
ティワナク遺跡 (Tiwanaku)
ティワナク (Tiwanaku) またはティアワナコ (Tiahuanaco) は、南米ボリビア共和国にあるプレ・インカ期の遺跡名。2000年に世界遺産に登録された。入場料は、2006年現在10USドル (80ボリビアーノ) するが、破壊がすさまじく、残念ながらめぼしいものはない。ただし、遺跡に付設する博物館に出土遺物が展示されており、博物館入館料も入場料に含まれている。ティワナク遺跡は、現在のボリビア共和国、ラパス県、インガビ郡(Ingavi)、ティワナク管区(Canton Tiwanaku)に位置する。現在、遺跡は一部復元されているが、そのほとんどが徹底的に壊されており、また風化も激しいため、昔日の面影はほとんど残っていない。
月の谷 (Valle de la Luna)
ラパス市のすぐ南側には月の谷(Valle de la Luna)と呼ばれる観光地がある。風などで土壌が浸食され、赤茶けた尖った断崖になっている。2000年頃まではゴミ捨て場に隣接したただの荒れ地であったが、近年遊歩道などが整備された。
また、月の谷の近くには動物園もあり、ラパス市民が家族連れで休日を過ごす場所として人気がある。