ブラジル世界遺産
世界遺産登録名
登録区分
登録年
備考
1. 古都オウロ・プレト
文化遺産
1980
 
2. オリンダ歴史地区
文化遺産
1982
 
3. サルヴァドール・デ・バイア歴史地区
文化遺産
1985
 
4. ボン・ジェズス・ド・コンゴーニャスの聖所
文化遺産
1985
 
5. イグアス国立公園
自然遺産
1986
危機遺産
6,. ブラジリア
文化遺産
1987
 
7. カピバラ山地国立公園 
文化遺産
1991
 
8. サン・ルイス歴史地区
文化遺産
1997
 
9. ディアマンティーナ歴史地区
文化遺産
1999
 
10. ディスカヴァリー・コースト大西洋岸森林保護区群
自然遺産
1999
 
11. サウス-イースト大西洋岸森林保護区群
自然遺産
1999
 
12. 中央アマゾン保全地域群
自然遺産
2000/2003
 
13. パンタナル保全地域 
自然遺産
2000
 
14. ゴイアス歴史地区
文化遺産
2001
 
15. ブラジルの大西洋諸島:フェルナンド・デ・ノローニャとロカス環礁保護区群
自然遺産
2001
 
16. セラード保護地域群:ヴェアデイロス平原国立公園とエマス国立公園 
自然遺産
2001
 
17. サン・クリストヴァンの町のサン・フランシスコ広場
文化遺産
2010
 
18. リオデジャネイロ、山海に挟まれたカリオカの景観群
文化遺産
2012
 
■ アルゼンチン共和国及びブラジル連邦共和国
世界遺産登録名
登録区分
登録年
備考
1. グアラニーのイエズス会伝道施設群:サン・イグナシオ・ミニ、サンタ・アナ、ヌエストラ・セニョーラ・デ・ロレート、サンタ・マリア・ラ・マジョール(アルゼンチン)、サン・ミゲル・ダス・ミソオエス遺跡群(ブラジル)
文化遺産
1983/1984
両国にまたがる世界遺産登録
 
1.古都オウロ・プレト (Ouro Preto)
文化遺産
1980
古都オウロ・プレト(オウロ・プレート/オウロ・プレット)は、17世紀末に起こったゴールドラッシュにより繁栄し、18世紀のブラジル連邦共和国の黄金時代を支えた古都です。
1693年にブラジル南東部の山間ミナス・ジェライス州に金鉱が発見されてから、40年ほどの間に何もなかった高原が10万人規模の都市へと発展しました。ビラ・リッカ(富める村)として、その後も発展を続け、1823年から1897年の間には、ミナス・ジェライス州の首都として繁栄しました。ポルトガル統治時代のコロニアル建築最高傑作といわれるサンフランシスコ・ジ・アシス教会やボン・ゼズス・マトジンニョ教会、鉱物学博物館、バロック様式の家々が立ち並ぶ景観は、とても美しく、現在は観光業を主産業としています。
2.オリンダ歴史地区 (Historic Centre of the Town of Olinda)
文化遺産
1982
オリンダは、南アメリカ最東端にあり、ブラジル東北部の沿岸に位置する都市です。オリンダは、16世紀以降、ポルトガル人によって支配され、さとうきび産業で繁栄してきました。オリンダの名前の由来は、16世紀のポルトガル人が町の周囲の景色を眺めて「オー、リンダ(おお、美しい)」と叫んだことにちなんでいると言われています。このために、オリンダは両国の建築様式の建物および町並みが残っています。ブラジル・バロック様式といわれるサン・フランシスコ修道院や、後期バロック様式のサン・ベント修道院などがあります。こじんまりとした坂の多い町は、半日もあれば一通り周れそうです
3.サルヴァドール・デ・バイア歴史地区
(Historic Centre of Salvador de Bahia)
文化遺産
1985
サルヴァドール・デ・バイア歴史地区は、植民地ブラジルの最初の首都となった所です。ポルトガル人が、サトウキビ農園の労働力としてアフリカから連れてきた黒人たちの奴隷輸入の基地として繁栄してきたこの街は、その暗黒時代を経て、現在はアフリカの人々の文化、ポルトガルの文化、そしてブラジル古来の文化が融合し、なんとも不思議な雰囲気を作り出している暖かい街になっています。「アフリカ人は人間ではない」。2月、サルヴァドールは年に一度のサンバ・カーニバルが行われ、街の装いが一変します。サンバ・カーニバルといえば、リオのカーニバルが有名ですが、サルヴァドールのカーニバルも大変な盛り上がりを見せます。実はサンバの原型を生み出したのは16世紀、サルヴァドールに連行されたアフリカの人々でした。
4.ボン・ジェズス・ド・コンゴーニャスの聖所
(Sanctuary of Bom Jesus do Congonhas)
文化遺産
1985
ボン・ジェズス・ド・コンゴーニャスの聖所はブラジルのコンゴーニャス近郊に存在する古い教会です。ブラジルは南米で国土が一番大きく、言語は南米で唯一ポルトガル語です。この世界遺産は、マランニョン丘の大聖堂が有名です。この大聖堂は1757年に建てられ、様式はロココ様式です。アレイジャジーニョに造られた大階段と教会また壁画や天井画では、アブラハム、イサク、ヤコブなどが描かれており、当時の宗教の礼拝の様子がうかがえます。内の敷地は特に有名で、ロココ様式の特徴である優美さが随所にちりばめられ、当時の多くの芸術家の作品で飾られています。さらに時代が下って、バロック様式の時代になると、教会の外周をめぐっている壁には、旧約聖書のさまざまな預言者の立像が飾られ、訪れる人たちはこれらの像を背景にシャッターを盛んに切っています。
5.イグアス国立公園 (Iguacu National Park)
自然遺産
1986
危機遺産
ブラジルのイグアス国立公園はなんといっても世界一の大瀑布といわれているイグアスの滝が有名です。この滝はブラジルとアルゼンチンの国境に位置し、ブラジル側からとアルゼンチン側から眺められます。滝の長さは4kmで、水量も莫大なものがあり、滝から遠く離れていても水しぶきが肌に心地よいほどです。またこの滝は落差が80mあり、滝つぼをボートで巡り、びしょぬれになるツアー(マクコサファリー)も有名です。イグアスの滝の絶景ポイントは「悪魔の喉笛」とも言われ、滝へのゲートウェイとなる町はパラナ州フォス・ド・イグアス(Foz do Iguacu-PR)。街中から空港経由国立公園入口行きの路線バスに乗り、終点にあるビジターセンターで専用のシャトルバスに乗り換え、終点の一つ手前のホテル前から遊歩道を歩いて滝まで行くというのが一般的なルート。
6.ブラジリア (brasilia)
文化遺産
1987
ブラジリア(brasilia)は、ブラジルの首都で連邦直轄地区。中部の標高約1100mの高原地帯に建設された、1956年に大統領に当選したジュセリーノ・クビチェック(ジュセリノ・クビシェッキ)は、新首都建設で内陸部の開発とそれによる国土の均衡的発展を企図し、正式に新都市の建設とリオデジャネイロからの遷都を決定して建設された計画都市です。建設されて40年未満という若い都市が世界遺産に登録されたのは異例のことです。しかし、サンパウロやリオ・デ・ジャネイロ、マナウスなどの他の大都市とは距離が離れており、旅客機と長距離バスが都市間の主な交通手段です。鉄道駅も存在するものの、こちらは貨物が主であり、一般に旅客には用いていないとういう難点もあります
7.カピバラ山地国立公園 (Serra da Capivara National Park)
文化遺産
1991
カピバラ山地国立公園Serra da Capivara National Parkは、風化浸食作用を受けて劇的な姿をした巨岩の宝庫であり、自然遺産として見た場合にはその景観を指すものと思われる。 当初複合遺産として登録申請されていたセラ・ダ・カピバラ国立公園ですが、登録されたのは奇岩地帯には先史時代の岩壁画や遺跡が300箇所以上も点在する。それらが3万年以上前のものらしい、との調査報告はまさしく、「南米には1万2千年前まで人類がいなかった」という人類史の定説を覆すかもしれないものだった。その1991年の登録審議の際、「自然的な面での考査は次回の調査の時に行なう」ときまり、結局今のところ、この遺産は文化遺産としての登録のみです。(2003年にも複合遺産化の再申請がなされたが、認められなかった)
8.サン・ルイス歴史地区 (Historic Centre of Sao Luis)
文化遺産
1997
サン・ルイス歴史地区は、ブラジルの東北部に位置し、大西洋を望む美しい文化遺産で、オランダやポルトガルの支配を受けた後、フランス人によって築かれた歴史的な町です。そして、ポルトガルの美しいタイルで壁を飾り、南米一のタイル細工の町並みとなり、ポルトガル植民地の町の顕著な例となりました。サン・ルイス歴史地区には、フランス風の宮殿、ポルトガルの装飾タイル、などが多く残り歴史を感じさせる街並みとなっています。旧市街のポルトガル通り、サン・ルイスの歴史を展示した博物館、ライオン宮殿(Palacio dos Leoes)、セー教会(Igreja da Se)、ドン・ペドロ2世広場(Placa Don Pedro II)、優雅な家並み、など見所の多い、ブラジルの文化遺産です。
9.ディアマンティーナ歴史地区
(Historic Centre of the Town of Diamantina)
文化遺産
1991
ディアマンティーナ歴史地区は、ブラジル南東部のミナスジェライス州(State of Minas Gerais)のほぼ中央部に位置する文化遺産です。 ディアマンティーナは、ポルトガル語のダイヤモンドという意味です。ダイヤモンド採掘者の影響で、独創的な文化や芸術が盛んになり、ポルトガルの中世の町を思わせる石畳の市街地やバロック様式の建物が、荒涼とした景色に融和しています。またディアマンティーナはダイヤモンドだけでなく、良質の水晶が産出されることでもよく知られています。ディアマンティーナ歴史地区は、山間の盆地に18世紀ヨーロッパのモデルを構築したすばらしい例の植民都市です。
10.ディスカヴァリー・コースト大西洋岸森林保護区群
(Discovery Coast Atlantic Forest Reserves)
自然遺産
1999
ディスカヴァリー・コースト大西洋岸森林保護区群(ブラジルが発見された大西洋岸森林保護区)は、ブラジルの北東部のバイーア州とエスピリト・サント州にまたがる大西洋岸にあります。世界遺産登録地域は、1万ヘクタール以上で、熱帯森林や潅木地帯からなる8つの保護区で構成されており植物の種類がとても豊富です。ただし、1500年ころに植民地政策により人間による土地開発が始まる前は、現在の10倍以上もの森林で覆われていたとのことです。現在残っている熱帯森林は、人間が開発できないよう厳しく規制されていることにより保護されていますが、地形的にも特異な場所なため、生息している生物も特異な種が保存されています。貴重な絶滅危惧種ゴールデンライオンタマリンなどが生息しています。
11.サウス-イースト大西洋岸森林保護区群
(Atlantic Forest Southeast Reserves)
自然遺産
1999
サウス-イースト大西洋岸森林保護区群(大西洋岸森林南東保護区)は、ブラジルのパラナ州とサンパウロ州の両州にまたがる大西洋岸にあります。 サウス-イースト大西洋岸森林保護区群は、ブラジルの大西洋岸森林としては、最大級でありたいへん良質な森林を含んでいます。サウス-イースト大西洋岸森林保護区群は、総面積が47万余ヘクタールにもなり25の保護地区から構成されています。ただし、1500年ころに始まった植民地政策による土地開発によって、現在の10分の1の森林に減ってしまいました。現在残っている熱帯森林は、人間が開発できないよう厳しく規制されていることにより保護されているため、ジャガー、カワウソ、アリクイなどの絶滅危惧種をはじめとする動植物が豊富に生息しており、現存する大西洋岸森林の進化を見ることができます。
12.中央アマゾン保全地域群
(Central Amazon Conservation Complex)
自然遺産
2000/2003
中央アマゾン保全地域群は,ブラジルのアマゾナス州ネグロ川流域のアマゾン中央平原にあります。ジャウ国立公園は,アマゾン盆地で最大、南米で2番目に大きなの国立公園です。公園内には低湿地帯にある森林と高台になった森林の両方が存在し、地球上で最も豊富な生態系を有する場所の一つです。ジャウ川の名前の由来は、川で有機物質が分解され、土砂の沈殿が無いことが理由で、水が黒っぽいことから名付けられたとされています。そのため、シャウ川は、「ブラックウォーター型生態系」の呼ばれています。中央アマゾン保護区群は、ジャウ川流域盆地だけでなく、ブラックウォーター水系により育まれる動植物を保護対象としています。
13.パンタナル保全地域 (Pantanal Conservation Area )
自然遺産
2000
パンタナル自然保護区は、ブラジル中西部のマット・グロッソ州の南西とマット・グロッソ・ド・スール州の北西にあります。パンタナル自然保護区は、総面積が約18万ヘクタールで、パンタナル・マットグロッソ国立公園など4地域に区切られた自然保護区の集合体です。雨期になると、この湿原はほとんど水没してしまいますが、この地域の主要河川であるクーヤバ川とパラグアイ川の源流は、この地域から始まっており、多様な植物や動物の生態系を見ることができます。鳥類600種以上、魚類200種以上、ほ乳類100種以上、は虫類150種以上、両生類40種以上の動物や約2000種以上の植物の生息が確認されています。パンタナルとは「大湿原」を意味します。
14.ゴイアス歴史地区 (Historic Centre of the Town of Goias)
文化遺産
2001
ゴイアスは、ブラジル連邦共和国のほぼ中央にあり、18世紀から19世紀にかけて、ブラジル中央高原に建設された都市です。その他、全体にほぼ同じ規格で造られた家並みは鉱山都市ならではの造りです。ヨーロッパの植民都市建設が、ブラジルの高原地帯の気候や地形、先住民の文化にうまく融合し、地元の資材や建築技術を駆使して築いた、ヨーロッパ風の町並みが貴重とされて、2001年に世界遺産に登録されました。
15.ブラジルの大西洋諸島:フェルナンド・デ・ノローニャとロカス環礁保護区群
(brazilian Atlantic Islands: Fernando de Noronha and
Atol das Rocas Reserves)
自然遺産
2001
フェルナンド・デ・ノローニャとロカス環礁保護区群は、ブラジル東部の大西洋上に位置します。ロカス島はフォルタレザ(セアラ)の東およそ500km、フェルナンド・デ・ノローニャ島は、同じくおよそ700kmの地点にあります。フェルナンド・デ・ノローニャとは南大西洋の海底山脈であり、ブラジル領ペルナンブーコ州の島々で、フェルナンド・デ・ノローニャ島を中心に20の火山島などの島々からなっています。これらの島々は、ブラジル沿岸に沿う形で連なっていまして、その一部が南大西洋の多くの島々となって海面上に突き出ている形になっています。また熱帯性の海鳥の営巣地としては、大西洋の西部地域で最大規模のものとなっています。そしてロカス環礁では、珊瑚礁と美しい魚、美しい海底景観も兼ね備えいるのが特徴です。
16.セラード保護地域群:ヴェアデイロス平原国立公園とエマス国立公園 
(Cerrado Protected Areas: Chapada dos Veadeiros and
Emas National Parks)
自然遺産
2001
セラード保護地域群:ヴェアデイロス平原国立公園とエマス国立公園は、ブラジルの中央高原に広がる熱帯性草原をさします。セラードとは、「アマゾン低地熱帯林南部に広がる草原地帯」のことで、世界中で最も古く、世界でも類のない不思議な熱帯生態系を見ることができます。幾千年にもわたり、気候変動期には幾多の種がこのセラード地域に逃げ込んできて、現在では、70種類以上の哺乳類、300種以上の鳥類をはじめ、いろいろな動植物が生息しています。気候変動期とは、乾季とと雨季のことで、乾季には半年以上も雨が降りません。この乾ききった大草原に、数千万個にも及ぶといわれている塔のような巨大な、シロアリが作ったアリ塚があります。このシロアリを食べに、オオアリクイがアリ塚に集まってきます。また、アリ塚にはキツツキの仲間アリツカゲラが住んでいます。
17.サン・クリストヴァンの町のサン・フランシスコ広場 
(Sao Francisco Square in the Town of Sao Cristovao)
文化遺産
2010
サン・フランシスコ広場は、サン・クリストヴァンの山の手に残る長方形の広場である。山の手はかつて州都だった時代の政治権力や宗教権力の中心地であり、サン・フランシスコ広場にはその時代を象徴する建造物群が並んでいる。北側をフランシスコ会の修道院・同付属聖堂、東側を慈悲修道女会の施療院と聖堂、南側を(旧)州知事公邸、西側を5軒の私邸によって区切られた51 m x 73 mの広場で、南北に対して東西が長い。広場の東西南北に面した建造物群は、町の建設当初に由来する宗教建造物もあれば、州都だった時代の公邸もある。さらに私邸も並ぶ周辺の建造物群も含めた広場の景観は、さながら町の歴史の縮図とも言いうるのであるなお、サン・クリストヴァンの人口のうち、歴史地区の住民は約1750人、そのうちさらに世界遺産対象地域に住んでいるのは40人だという
18.リオデジャネイロ、山海に挟まれたカリオカの景観群 
(Rio de Janeiro: Carioca Landscapes between the Mountain and the Sea)
文化遺産
2012
リオ・デ・ジャネイロ:山と海との間のカリオカの景観群は、ブラジルの南東部、リオ・デ・ジャネイロ州の州都リオ・デ・ジャネイロ市の象徴的な景観群である。チジュカ国立公園の山群の最高の地点から海を見下ろした景観群は、1808年に設立された植物園、巨大なキリスト像が立つコルコバード山、それに、湾口が狭まっているグアナバラ湾周辺の丘陵群から構成されている。「カリオカ」とは、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロ市の住民、および出身者をさす言葉で、語源は、ブラジルを発見したポルトガル人が海岸に壁を白く塗った家を建てて住んだことから、先住民のトゥピ族が、彼ら白人を「カリオカ」(トゥピ族の方言で、「白人の家」の意味)と呼んだことに由来する。リオ・デ・ジャネイロの景観群は、音楽家、景観設計家、都市計画家などに芸術的な息吹と影響を与えた。
19.グアラニーのイエズス会伝道施設群:サン・イグナシオ・ミニ、サンタ・アナ、ヌエストラ・セニョーラ・デ・ロレート、サンタ・マリア・ラ・マジョール(アルゼンチン)、サン・ミゲル・ダス・ミソオエス遺跡群(ブラジル)
(Jesuit Missions of the Guaranis: San Ignacio Mini,
Santa Ana, Nuestra Senora de Loreto and Santa Maria
Mayor (Argentina), Ruins of Sao Miguel das Missoes (brazil) )
文化遺産
1983/1984
両国にまたがる世界遺産登録
グアラニー人のイエズス会伝道所群は、17世紀から18世紀にかけてイエズス会がグアラニー族のキリスト教の教化を進めるために建てられたものです。ブラジルとアルゼンチンにまたがっており、アルゼンチン側は、ミシオネス州内の、サン・イグナシオ・ミニ、ヌエストラ・セニョーラ・デ・サンタ・アナ 、ヌエストラ・セニョーラ・デ・ロレート 、サンタ・マリア・ラ・マジョールです。そのうち、ヌエストラ・セニョーラ・デ・ロレトは、現存する最古のイエズス会伝道所として知られています。もともとは、このブラジル側のサン・ミゲル・ダス・ミソンイス群が1983年に、この名称にて単独で登録されたのですが、翌年、アルゼンチン所在の4施設もそれに含まれるものである、という流れになり、名称を「グアラニーのイエズス会伝道施設群」として、ひとまとめに再登録されることになりました。